みなさんは歯磨きをするときお口の中のどの辺りから磨いていますか？
上の歯か下の歯か、前からか奥からか、右からか左からか……。
もちろん、磨く順番は人それぞれだと思いますが、
「箇所によって磨く時間が違う」ということはありませんか？

　例えば右利きの人であれば、左側の歯の方が磨きやすく、右側の歯の裏などは磨きにくいと感じる方が多いです。
　磨きにくい箇所であっても、しっかりと集中して歯ブラシの持ち方や動かし方、お口の開き具合などを意識すれば磨けないことはありません。
では、歯磨き中に歯磨きだけに集中できている時間はどれほどあるのでしょう？
気が付くと、つい磨きやすいところばかり磨いてしまっているという方！

ぜひ、
 「磨きにくい」と感じる箇所を、歯磨きの【最初】と【最後】に磨いてみてください！

　歯ブラシに歯磨き粉をのせてすぐの【最初】は、「これから歯磨きをするぞ」という意識が最も高いはず。
そのいちばん【最初】に磨きにくいところを集中して磨いてください。
そして、全ての歯を磨き終えてうがいをする直前のいちばん【最後】に、もう一度磨きにくいところを磨いてください。

　全ての歯を磨いた後だからこそ、磨き残しを感じる部分や、より良い磨き方に気づくはず！
これだけで、ブラッシングの効果は変わります！
もしも集中して磨くことで血が出てきた、ということがあれば、それはその箇所がそれまできちんと磨けていなかった証拠です。
しっかりとつまようじ法の歯ぐきマッサージを続けてくださいね。
（一週間以上出血が止まらない、痛みを感じるという場合は歯科医院へ行くことをおすすめします。）